冷え固まった凝り
早いもので、今年に入ってもう20日が経過してしまいました。
皆さまいかがおすごしでしょうか?
今年の冬は、気温が上がらず空気が冷たいですね。
このところ治療院にいらっしゃる方々で、冷え固まっているなあと
思われるお身体の方が多く見受けられます。
例えば、ぎっくり腰のような腰痛を発症し、通常なら日にちが経つと
少しずつでも回復するのに、一向に良くならないという症状の方が
たまたま数件ありました。
このところよく使用する棒灸で患部を温めると、温かさが染み入るようで
気持ちいいとおっしゃり、その後鍼をすると緩んでいきます。
長めのお風呂に入るとその時は少し和らぐとおっしゃるのも共通したお話。
お風呂で温めていただくのはとても良いと思います。でも、患部にお灸という
ダイレクトなアプローチだと、更に熱浸透もよく、緩むのですね。
例えば、炎症系の腰痛は、時間とともに多少軽くなってくることも多いのですが、
冷え固まっている感じの凝りは、なかなか変わらなかったりします。
腰痛といっても、いろんなケースがあります。
「年齢的に仕方がないのかな」というお声も良くきくのですが、そんなことは
ありません。いろんなケースを今までみてきているので、改善策はまずあります。
ただし、繰り返す症状の場合は、ほとんどが日ごろの生活の中で改善するべきポイントが
あります。うるさくない程度にアドバイスをしていきますので、少しずつでも
いいので、日常生活の中で意識を変えていっていただければと思います。
話が少しそれましたが、冷え固まらないためには、適度な運動が必要です。
寒いからと言ってじっと家の中でしているのも良くはありません。
外の空気を積極的に吸いに行き、ラジオ体操のような運動を毎日するように
心がけていただけたらと思います。